コロンビア ナリーニョ SP
ナリーニョ SPは、コロンビアでも主生産地とは異なる「秘境」にて生産され、かつ他の生産地域のコーヒーと混ざることはありません。ご承知の通り、コロンビアの主生産地域は「MAMS」と呼ばれるメデジン、アルメニア、マニザレス、セビラ-市周辺です。この伝統的生産地域及び、その周辺のコロンビア中部地方にてコロンビアコーヒーの9割以上が生産されております。
一方、ナリーニョ・スプレモの産地はエクアドルとの国境近く、アンデス山脈に囲まれた最南端の標高2,000m以上の山間に向いた山脈地にてコーヒーが生産されており、その数量はコロンビア全生産量の1%にも達しておりません。標高2,500mにあるパスト市は集荷拠点になっております。また、アンデス山脈に周囲を囲まれている為、他の生産地域のコーヒーと混ぜられることがなく、全てパスト市に集められて脱穀・精選の後、直接港に運ばれ輸出されるわけです。
他の生産地域と異なる品質は、非常に高い標高にて生産されている為、寒暖の差が激しく、コーヒー豆が成熟する過程で実が引き締まり、香り・味・酸味全てが強くなります。アンデス山脈水系のきれいな冷たい水を精選過程にて使用する為、「PURE」なグリーンコーヒービーンズが生産されるわけです。
- 生産国:コロンビア
- エリア:ナリーニョ県
- 生産者:ナリーニョ県の小農家
- クロップ:2023
- 標高:1,800m~2,000m
- 品種:カトゥーラ、カスティージョ他
- 生産処理:ウォッシュド
- 焙煎度:中(+)