ルワンダ ウィメンズ

ルワンダ ウィメンズ



千の丘の国と呼ばれ、標高が高く、起伏がある土地を活かして高品質なコーヒーがつくられています。180名の女性たちが集まり、2010年に組合で購入した1.5ヘクタールの農園でコーヒーの栽培・加工を始めました。メンバーは農園で働き、そこで収穫されたコーヒーは、“ウィメンズコーヒー”として、通常品よりも付加価値をつけて取引きされています。農園で得られた収入は3分の2がメンバーに直接分配され、3分の1は積立金として緊急時の貸付や次の生産の投資などに使われています。

コーヒーの生産現場では、収入面だけに限らず、女性の生産者は男性と比べてコーヒー市場の状況や技術指導などを十分に受けづらい環境にあります。この農園では、市場の情報を得たり技術指導を受ける機会もあり、生産者同士が意見交換し、学び合う場となっています。さらには、コーヒーに関することだけではなく、子育てをはじめ、日々直面している生活への不安や問題を共有し、解決するための場所としての役割も果たしています。

彼女たちのコーヒーは、味に関わる欠陥豆の除去や精製など、女性ならではのきめ細かく丁寧な作業が生かされており、現在では、男性生産者からも高い評価を得ています。また、国外にも“ウィメンズコーヒー”として輸出できるようになり、英国の国会議事堂内にも彼女たちのコーヒーが販売されています。


  • 生産国:ルワンダ
  • エリア:南部州フイエ郡・ニャマガベ郡
  • 生産者:生産者協同組合コパカマ 女性生産者グループ
  • クロップ:2023-2024
  • 標高:1,400m~2,000m
  • 品種:ブルボン
  • 生産処理:ウォッシュド
  • 認証:フェアトレード、UTZ認証
  • 焙煎度:中