インドネシア マンデリン ポルン アルフィナー

インドネシア マンデリン ポルン アルフィナー



心地よいアーシーな風味を求めて

北スマトラ州 トバ湖南西に位置するポルン地区。弊社ラインナップのブルーバタックに替わる銘柄として、安定的なクオリティと心地よいアーシーな風味を求め2016年冬にこの地区を訪れました。この地で、チェリーを集め、乾燥場を切り盛りするアルフィナー ・ルンバンガオル氏は、近隣の生産農家約250件を1軒1軒回り、良質なパーチメントを厳選して買い付けると共に、品質向上の手助けをしています。こうして彼の努力で集められたパーチメントは、他のエリアと混ざることなく安定的なクオリティとその向上、地域の活性化を目指しています。

地域全体の活性化を目指して

リントン地区においては、一般的にシェードツリーを植える例は多くみられませんが、アルフィナー氏はアチェ地区を参考にラムトログン(マメ科植物)を植え始めました。これは、土壌の保水性・旱魃のダメージを軽減しようと試みるだけでなく、苗木を多く植える為に、シェードツリーによって土壌・生育環境の安定化を図ってのことです。また現在、地域全体の品質底上げを狙って、糖度の高いチェリーから苗木を作り、約50軒の農家に配るプロジェクトを始めました。この中にはブルボン種やティピカ種を限定し新たに植え始めた農地もあり、プロジェクトが成功すれば周りの農家も協力してくれると期待を寄せています。

未来を見据えて

アルフィナー氏は、3年、5年と長い時間を見据えて、将来も良質なマンデリンを絶やすことなく、また より高い品質の向上を目指し取り組んでいます。地域と共に成長を目指し、小さいながらも、確かな一歩を踏み出しています。


  • 生産国:インドネシア
  • エリア:北スマトラ州リントン、ドロッサングルー、ポルン地区
  • 農園名:約250人からなる小農家
  • クロップ:2022-2023
  • 標高:1,400~1,500m
  • 品種:アテン,ティムティム
  • 生産処理:スマトラ式
  • 焙煎度:中(+)